なになに戦隊なんとかレンジャー最終回・あとがき

 

あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

やっと終わったあぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!

ただいま、そういう気持ちでイッパイでございます。なまです。

 

長かったよね。目が疲れたよね。
おつかれさまです。ありがとうございます。

 

さて。裏話ゾーンにはいりましょう。
(あ、ココから先は平気でネタバレ入っていますよっ 平気でラストの話とかしてますよっ)

この「なになに戦隊なんとかレンジャー最終回」(以下『最終回』)がなぜ書かれたかというと。
同じくオリジナルで戦隊のお話を書いている友人が、「いずれは最終回を書くつもりだ」と言っていたことに感銘を受けまして。

「そういえば、なんとかレンジャーもちゃんと終わらせてあげないとなぁ」という気分になり、

2年以上放置していた彼らを、再び動かして、キチンと終わりへ向かってダッシュさせたのでした。

だから。最終回だから。ド派手にいこうと思って、各キャラクターのバックグラウンドが明らかになったり、
誘拐されたり
マフィアが出たり
隕石が落ちたり
しているわけです。

「アル○ゲドン」みたいなの考えて書いたのになぁ。どうも違う仕上がりになったなぁ。
「アル○ゲドン」見てないからかなぁ。

いつもふざけてるんだかふざけてないんだか、犯罪なんだか犯罪スレスレなんだかわかんない5人が、
必死で戦って、仲間を助けたり助けられたり、泣いたり悩んだり叫んだりと、ビックリするほど頑張る姿に一番ビックリしたのは何を隠そうこの私です。(どーん)

なんとかレンジャー第1話を書いた時点では、単発のギャグ小説の予定でした。
だから設定とか世界観なんてあまり考えてなかったし。

でも、何の因果か(いやリクエストがあったから。ありがたいことに。)第2話を書くことになって。

そうこうしているうちに第3話のネタも浮かんで・・・と、ずるずる続いて、ここまで来てしまいました。驚異です。

だから、あの、けっこう行き当たりばったりで描いていたので設定とかキャラの性格とかが微妙に変わっているのは、そのためです。
名前などの固有名詞が変なのも、そのためなんです。

最終回は、描きたいものを最後だからといってあれやこれやとぶちこみまくったせいで完成まで1年以上もかかってしまったわけですが、描いた端から読んでくださった方が数人おりまして、その方たちが質問してくれたりキャラを愛してくれたりしてくれたお陰で、バックグラウンドやキャラクターがどんどん深く掘り下げられていきました。描いている最中に。

「次はコレ描きたい!」というネタもたくさん浮かびました。
最終回描いているのに。
次なんて無いんだよ? 落ち着きなよ!!

いやこれが落ち着いていられるか! だっておもしろいよ! どうしよう!

というわけで。

最終回を迎えましたが、まだまだコイツらの話、描くと思います。多分。時間があれば。

ファイナルファンタジーだって、最初は単発だったのに、いまや13…ん?12?くらいまで出てますから。ファイナルなのに。
それと同じです。

なので再び彼らに会うかもしれませんが、暖かく迎えてやってくださいませ。

あ、感想などいただけると、よりマッハで彼らが帰ってくるかもしれませんよ。お土産のうなぎパイもって。
「次はこういう話が読みたい!」などのリクエストも大歓迎ですので、ぜひ、下の感想フォームに。お気軽に。プリーズ。

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さて。すっかり「感想待ってるぜ!ばっちこーい!」な雰囲気になってしまいましたが、
ここから先は、主役5人のことを少し語りたいと思います。
そういうのがダメな方は逃げてください。ここまで読んでくれてありがとうございました!

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……

…………。

じゃ、今残っている方はそういうの平気な方なんだよね?
では安心して、語っていきたいと思います。

まずは【ブラック / 土田 連賀】

……変な名前です。いや、5人全員変だけど、コイツが一番変です。
話の中で名前を出す機会がこんなにあっただなんて、予測していればもっとまともな名前にしていました。今さらだけど。
いやまぁ名前以外もね。変、というかね。

……どうしてこんなんなっちゃったかなー。

ええ。もう、色んな意味で。
最初はね。すごいカッコ良いキャラを意識して描いていたんだよ。
寡黙で、渋くて、でも行動力はあって。みたいなのをさ。

「○○ー○○○○ッ○」の○春くんをモチーフにしてたし。(このキャラのファンに刺されかねないので伏字を多めにしました)

なんでこんなにヲタクでヘタレで無精者で口を開けば方言ゴチャまぜでグリーンに依存しまくった奴になってしまったのでしょう。

やっぱ、甘やかす人がいるからかな。
あなたのことですよ。
【グリーン / 鳥ノ井 明美】

……どうしてこんなんなっちゃったかなー。(2回目)

この人はさぁ。回を重ねるごとに「少女」とか「可愛らしい」とか形容されるようになっちゃって。

今さら実年齢を明かせないカンジですよ。ブルーやレッドと同年代です。

第2話でようやくグリーンのキャラづけをしようと、思いまして。
当時あたくしは爆笑○題の田○裕○さんが小さい体をフルに使ってツッコむ姿が好きだったので、グリーンも小柄なヒトにしよう、と思い立ったのです。
(で、小さい人がいるなら大きいヒトも作るか、と、ついででブラックを大きくしました。この二人が並ぶと40cmくらい身長差があります。)

なのでグリーンの当初のモチーフは田○さんです。

それがねぇ……なんでかヒロイン的役割になったり家事大得意の主夫になったりブラックの飼育係というかお母さんになっちゃってんのかしら。
副部長でレギュラーだったのにいつの間にかマネージャー的お母さん的存在になってしまった『スラ○ダンク』のメガネくんを思い出しますわ。 でもあのマンガの中で一番好き。メガネくん。

グリーンも、好きだよ。彼がまっとうなツッコミを入れてくれるお陰で常人目線を失わずに済みましたもの。すごく使いやすくて助かったもの。
ブラックは使いにくかったです。喋らないから。小説で、台詞がないって、痛恨だもの。どうやって存在をアピールすれば良いかいつも悩んだもの。

使いやすいといえば。モストオブ使いやすいといえば。
【イエロー / 帯刀 右近】

使いやすかったよ。この人は。

なんたってボケもツッコミもこなすし口数が多いから説明係にもってこいだし体当たりでギャグやってくれるし何よりカレー。(カレー関係ない。)

でもねぇ。
書いてる本人は好きだったけど、読んでるほうからすると、レッドとの違いがよく分からない、という意見ばかり頂いていました。最終回前までは。(レッドと違う点ってカレーくらいでしょ?てなもんで人気は5人中最下位だったし)

確かにアホだけど。二人ともアホなんだけど。
違うんだよ片や天然のアホで、片や計算されたアホなんだよ!

とか言ってる間に書けよ、というわけで、最終回ではイエローの人気を上げるために結構奔走してもらいました。ケンカの調停したり、隕石壊したり、ね。

映画「アル○ゲドン」の主役みたいなコトするのはもちろんレッドでしょー。てことで、イエローには隕石を素手で壊していただいたワケだけど。

本当に壊せるとは思わなかったなー… イエロー、あんた凄かったんだね、と、
最終回になって初めて知った彼の新たな一面にものすごく驚きました。

ええ。そうです。最終回書きながらキャラをガシガシ掘り下げていきました。
おかげさまで1位2位を争う人気キャラクターになりました。ビックリです。

キャラをゴリゴリ掘り下げていったのは
【ブルー / 倉石 庵】
にも言えることですが。

このヒトは最初ッから超絶美形だけどナルシストで傍若無人、て考えてました。それはもう、第1話の頃から。

だからこの人のことは、ネタとしては面白いし信念がはっきりしてるから動かしやすいヒトだな、と思ってましたが、正直好きになれませんでした。

でも、最終回を書いている間に。

彼の中のコンプレックスを書くことができて。
彼の変化……というか成長を書くことができて。
心の奥底にあった仲間を想う気持ちにようやく触れられて。

少しだけ、このヒトのことが好きになれました。 ほんの少しだけど。

今まで電話でしか打ち合わせしなかったけど、いつの間にか彼の家の近くの喫茶店で落ち合って打ち合わせをするようになった、みたいなイメージです。(まだ彼の自宅では打ち合わせしていません)

関係ないけど、フランス系クウォーターだったらしい。知らなかったけど。いつの間に。

さて。

最後は
【レッド / 北島 善太】ですね。

このヒトは無茶苦茶なことをやらかしてくれるので書いてて楽しかったです。

このヒトならやれる!と思っての「アル○ゲドン」だったし。

喋り方、書くの難しいけど。
カタコト日本語のイメージです。 タイマフィア語はベラベラ喋れるけど。

この人なら世界中どこでも、むしろ宇宙でも生きていけそうな気がします。さすが。戦隊の赤はそれくらい強くなくっちゃ。

一時流行った健康器具「ボディブレード」で戦わせるネタを使えなかったのが心残りです。
あと、すぐ脱ぐという設定も付け加えればよかったなぁと後悔しています。今度新しく戦隊モノ書くとしたら絶対そういう設定にします。服など必要ない!的な。

……しかし、ここまで書いていて思ったのは、この人らとんでもねぇなということと

行き当たりばったりに書きすぎな自分は彼ら以上にとんでもねぇなということです。

こんな設定のセの字も作らないような自分の、拙い話に付き合ってくださって、ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございました!
またコイツらが帰ってきたときには、どうか温かい目で見守ってくださいませ!

それでは、また☆

2007.10.18 なま

 

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