シャスラさんの生い立ちを全力で妄想してみました。

見事に字だけなので、疲れたら読むのをやめてくださいませ。
どうせ全て公式を逸脱した末期な脳内妄想ですので。

それでは・・・奇特な方は、どうぞ。

 


【幼少期〜少年期】
シャスラさんは生まれてすぐに両親を亡くしまして。

峠の麓にある村の遠縁の親戚の家にひきとられて、親代わりから虐げられ、その家の本当の子どもからいたぶられ、という状況で育ち、雪深い峠を越えないと行けないような過酷な行商の仕事に幼い頃から行かされて、凍死しそうになりながら、なんとか帰ってきても、ご飯をもらえなかったりで。

仕方がないので、峠に生えてる毒キノコが主食に。
食べているうちに毒に耐性ついたり、どうせ麻痺してても、夜は極寒の納屋の奥でうずくまって寝てるだけだから問題ない、という・・・そんな日々。

で、ある日、いつものように雪山を歩いていたら、不思議な卵を見つけまして。
食べられるかもしれないと思い、持って帰ろうと懐に入れてたら、シャスラさんの体温で温まって孵化しました・・・白い竜が。

シャスラさんは竜の子どもにブリサリガンと名前をつけました。
そうして、孤独な少年に初めての友達ができたわけです。

で、またある日に・・・麓の村が戦渦に巻き込まれて。
敵国の兵士や魔法使いが、家家を燃やしまくって、シャスラさんが世話になっている家やその家族も燃やされて、ただ、シャスラさんは、ブリサリガンの氷の息に守られてどうにか生き延びました。

今までの、辛いばかりだったけれども自分を取り巻く全て、を一瞬にして蹂躙した魔法に、シャスラさんは興味を持ちます。
それほどまでの強力な力を得れば、きっと一人で生きられると考え、行商中に存在を知った魔法学校をめざし、都へ向かいます。
雪の降る道を、ちいさなブリサリガンと2人で。

 

【少年〜青年期】
(古代魔法都市?)に無事たどり着いたシャスラさんは、魔法学校(ハウリン?)に入学し、がむしゃらに魔法を学び、優秀な成績をおさめます。

けれど、いかんせん天涯孤独なので、学費も生活費も足りなくて、てっとりばやく金を稼ぐために夜な夜な身を売っていたりもしていました。
それが他の生徒たちに知れ渡って、もともと子どもの竜をつれていたりと悪目立ちしていたのでやっぱりいじめられたり・・・

でも、魔法学校の学長(モーリアス?)が、人にはめったに馴れない竜を従えたり、勉強を頑張っているシャスラさんに親身にしてくれて、うちに来ないか?と手を差し伸べました。
シャスラさんは今までのことがあって人間不信気味なので断るのだけれども、モーリアスが、このままではいけない!と半ば強引に家に連れ帰って一緒に住むことになりました。

モーリアスの家には、シャスラさんより2つ3つ年上のお孫さんがいて、彼は、魔法はからきしだけど武術の腕はたつという好青年で、明るく優しく接してくれる彼に、シャスラさんも次第に心を開いていきました。

 

【青年期〜壮年期】
モーリアス一家のお陰で性格も若干明るくなったシャスラさんは無事に魔法学校を卒業し、数年間モーリアスの下で魔法研究の助手をした後に街の魔法使い(モーリアスの斡旋)として独立しました。
その頃、今までずっと一緒にいたブリサリガンはぐんぐん成長し、いよいよ人里では住めないサイズになってきたので、シャスラはブリサリガンをあの雪の峠に住まわせることにしました。
ちょうど良い住処を探している間にレスターとミラルドという吸血鬼の夫婦と出会い、妙に馬が合い仲良くなった夫婦に、シャスラさんはブリサリガンを託しました。

シャスラさんは週1で峠に通いつつ、古代魔法都市に属する街で魔法使い稼業を営み、知り合いや客も増え、かつての人間不信も消え、平穏な日々を送っていました。

しかし、街には次第に戦争の影が落ちるようになり、ある日、古代魔法都市までもが敵国の襲撃にあいました。
(現在でも13の国があるっていうくらいだし、昔はもっと国が乱立した戦国時代だったのかなーと)

シャスラさんは自分の店や、知り合いたちを守るために戦ったけれども、多勢に無勢。
どうにか生き延びてブリサリガンの待つ峠まで逃げ落ちました。

【壮年期〜中年期】
誰も住んでいないと思われている雪の峠は誰の侵略も受けない安全地帯だったので、ふたたび人間不信になってしまったシャスラさんは、しばらくの間そこでブリサリガンや吸血鬼たちと、ひっそり暮らすことにしました。

そんな折に、あの、モーリアスの孫が戦死したという知らせが届き、シャスラさんは、幼い頃からの体験もあいまって、戦争に対する怒りや憎しみを溜めこんでいきます。

シャスラさんは峠の地下に巨大な研究所をつくり、研究に没頭しました。
そしてつくられたのが、幻影石でつくった兵士。

一人では敵国の兵士や魔法使いたちに太刀打ちできなかった苦い過去が、シャスラさんを兵士の量産に駆り立てました。

(その兵士の中の1人がゾアシルバーランスの彼で、シャスラさんが初めて心を開いたモーリアスの孫にそっくりだといいな・・・)

もうひとつ、つくったのが魔鏡。
これを使い、シャスラさんは戦争をする国に牙を剥きました。各国の要人を暗殺することによって。

いくつもの国がシャスラさんの存在に気づき、怯え、シャスラさんに望みをききました。

シャスラさんは、弱いものたちが巻き込まれ、無為に殺されていくような戦はやめろ、といいました。
再び愚かな行いをするのならば、私がこの手で王家の人間をすべて屠る、と

こうしてシャスラさんは、あらゆる国を震え上がらせ、あらゆる国の陰の支配者になりました。

実質的に世界の頂点に立ったシャスラさんは、たいした欲もなく、政治にも興味がなかったので、王たちを監視する以外には何もしませんでしたが、それでも王たちにとっては十分な恐怖でした。

そうして、世界は戦争のない平和な時代に入りました。

【中年期〜老年期〜???】

シャスラさんにも老いがやってきました。
日々衰えていく体を抱え、シャスラさんは考えました。自分がいなくなったら、この世界はまた愚かに殺しあうだろう、と。

事実、陰で王たちを監視するようになってから数10年がすぎ、政権も代替わりし、シャスラさんが植えつけた恐怖が薄まり、あちこちで腐敗がおこり始めていました。

このままでは自分は死ねない。しかし、確実に死は近づいてくる。

思い悩むシャスラさんに、ブリサリガンは、自分の血肉を摂るよう提案しました。

人間よりもはるかに長い寿命をほこる竜の強靭な生命力を、ブリサリガンは友人に分け与えました。

次第にシャスラさんは生気を取り戻し、肉体は若返り、再び安心して世界を統治できるようになりました。

(ゲーム内で竜の牙と骨からつくられた、竜の生命力をわけあたえられるアイテムが存在するので。)
(ブリザリガンはシャスラさんの悩みを解決するため・・・もあるけれども、老いていくシャスラさんに先立たれるのが嫌、という単純な思いからこの提案をしたんだとも思います)

そして平和な時代が数100年ほど続いた頃。
一人の貴族の青年が、この世界はひとつの存在が統治していることに気づきます。

青年の名前はオルグ。
そんな世界は間違っている!と、
白獅子の勇者となった青年とその妻は、シャスラさんの前に立ちました。

そして、戦いの中で、勇者は最愛の妻を失い、シャスラさんは初めての友人を失いました。

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・・・・

・・・っていう、ド妄想。

 

(オルグさんは、モーリアスの孫=ミラージュランスの彼と顔がよく似ていて、シャスラさんはそれに動揺して上手く戦えなかった・・・とか・・・どうすか。)

そして1000年経った現在でもパペットガーディアンの舞台である天空の城の下、地上ではシャスラさんの統治が続いていて、
シャスラさんはブリサリガンを亡くした時に、遺体の血肉や骨を全て自分の延命の為に充てたのだけれども、さすがに1000年も経つと体が保てなくなってきて、それで復活の実を狙いに来ているのかもしれない・・・ それと、魔鏡とりかえしに。ブリサリガンの恨みもあると思うしね。

シャスラさんは今まで人を頼る、ということを知らずに生きてきちゃって、責任感は強いけど独りでつっぱしる人なのかな・・・とか。
苦しみながら生き続けてる人なのかな・・・とか。色々考えたり。

前に描いた漫画と設定や心情が矛盾しまくっていますが、仮説(妄想)は何パターンたてても良かろう、ということで。

この妄想を、当初は漫画で描きたかったのですが、そんな時間が取れないのが現状で・・・誰かに代わりに描いていただきたいわけで・・・ ホント、描いてくださる方いませんかね・・・?

ではでは、長々とすみませんでした・・・。

2011.03.09 UP


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