■合作4・『薔薇の棘に桜咲く

なま:まず言いたいんだけど。
    な ん だ こ の タ イ ト ル ……  ……恥ずかしすぎるよ。

奈美:タイトルつけたの誰だっけ?

なま:いや…私だけどさあ。ふざけて付けたタイトルがそのまま採用されるなんて思わなかったヨ。
    某ねおろまんすゲームのタイトルのパクリだし。

奈美:そうだったの?! 確かに似てるけど、ダイジョブだよ。パクリじゃない! うん!

なま:じゃーいーや。私は無罪〜 フフンフ〜ン♪
    合作1〜3は2002年に書かれたんだけど、4は5年ぶりの2007年夏に書いたのよね ハンハハ〜ン♪
    とある、力が、働いてね……   奈美さんその辺の説明ヨロシク〜 フッフフー♪

奈美:いいけど……その笑い方ヤメロ。

   発端は、なま さんが書いた、なんとかレンジャーの最終回です。
    ブルーさんのケータイにホワイトが電話して来た、ってのを読みまして。
    んで、なま さんに「ブルーはナルシスだよね? ホワイト美形なんだけど、仲良くなれるの?」て訊いたら、なんとかレンジャー番外編『うたかたの水中花』を書いてくれたわけで。

    それが、あまりにも「有り得ないだろ!!」てくらい仲良くなってて〜
    そ の せ い で、ホワイトが「実は性同一性障害」って夢を見ちゃったんですね。
    というわけで、このような合作が書かれることになったのは、なま さんの責任が大きいんですよ。

なま:あー。はい。
    その話を聞かされた なま は「じゃ、睦実さん女にしちゃえばいんじゃね?」て言って。
    奈美さんはマジで睦実さんを女にすることを決意して。

    「睦実が女になったら庵はどうするの? 交際申し込んじゃったりするの?」みたいなこといわれたので
    「いや それはないでしょう。むしろ戸惑って距離置いちゃうね。そして自己嫌悪だね。
     その間に他の男に睦実さんかっさらわれちゃって、どーしよーもなくなって、
     庵のヤツは結婚式に乱入して花嫁の睦実を奪い返すね うわーベタドラマだー(棒読み)」
    とかなんとか言ってたら なま は本気でその話を書きたくなりました。

    でも なまに睦実さんの心理描写は(他人のキャラクターなので)出来ないので、
    産みの親の奈美さんに「リレー形式で書きましょうや」と話を持ちかけたところ
   「やっちまいますか」と快い返事を頂いたので、晴れてこのオハナシは書かれることとなったのです。
    なんだ。
    共犯じゃん。

奈美:いやでも、「書こう」とキミが言わなかったら、ホワイトはブルーとケコーンなんて話にはならなかった!
    一生、恋心をひた隠しにして友達のままだった。相思相愛なのにさ。切ない!

なま:庵(ブルー)が頑張ったからねぇ。
    この話でようやく対人スキルと恋愛スキル人並みに成長したよ。

奈美:ホワイトだって、ブルーがいなかったら過去を乗り越えられなかったよ。ありがとうブルー!

なま:睦実(ホワイト)に会ってなかったら庵は一生ナルシストのままだったし、
    書く側としてもそれでいいと思ってたんだけどねぇ。
    何が起こるかわかんないねぇ。

奈美:本当にねぇ。
    それにしたって、この話は余りにも甘すぎる!!

なま:だってベタドラマ書きたかったんじゃもん。
    でも実際に書いたら もー! 苦労の連続だった!! 恋愛モノなんて書くの初めてだったもん!
    奈美さんはどうよ?書くの大変だったトコとかある?

奈美:ブルーの性格が、なかなか掴みきれなかったトコ。
    ブルーって、降臨(もしくは憑依)してくれないと書けないんだよね。

なま:降臨って……大魔王かなんかか!
    庵(ブルー)は仕方ないよ。私もこの話書きながらようやく彼のことが理解できたもん。

奈美:MAZIDE?! ブルーって、そんなに秘密主義だったん?

なま:心開かないもん。心狭くて自分のことしか大切にしないナルシスト……としか考えてなかったな。
    キャラ設定の段階でもっと練れ、なんてツッコミは今さら不要だぜベイベ☆
    あ、あとホンゲダの人々の喋りを書くのが苦労したな。男に戻ったピンクさんとかさ。

奈美:おかしいなぁ。そんな難しい言葉遣いの人じゃないと思ってたんだが。

なま:難しかったよー
    睦実さんの喋りも難しかった。庵も睦実も「ですます」喋りだからさ、
    2人の会話シーンでどっちが喋ってるのかごっちゃになりそうで。

奈美:そう? ホワイトは丁寧すぎる丁寧語、ブルーさんは砕けた敬語。
    そうイメージして書いてたから私はあまり混乱しなかったかな…。

なま:敬語ってむずかしいなぁ〜
    しかしねぇ。よくホンゲダの人は庵を睦実の伴侶とすることを許したね。
    あんなに自己中なナルシストなのに。

奈美:だから、ブルーに成長してもらうために、様々な問題を起こしたんだよ。
    ホンゲダの面々にブルーを認めてもらうために、ね。

なま:あー……「睦実は貴様には渡さん!どうしても一緒になりたくば龍を倒して首の珠飾りをとってこい」とか「天竺に行って火鼠の毛皮とってこい」とか「蓬莱の玉の枝とって来い」とか無理難題をこなしたんだったね。頑張ったね、庵。

奈美:そーねー。(鼻ほじりながら)
    にしても、ブルーも頑張ったけどキミもスゴイ頑張ったよね。

なま:がんばったよー。
    この話、私ばっかラブなシーン書いてる気がしたんだけど気のせい?

奈美:前述した理由で私が問題の起こるシーン書いてたからね。しゃーない しゃーない☆

なま:しゃーないしゃーな……っくなーい!

奈美:えー。そのまま流されてくれよ。文句は言いっこなしにしようゼ。

なま:都合の良いことを……
    まぁ 格好良く「花嫁の父」を演じてくれた明仁さんに免じて許そう。
    「花嫁の父」カッコイ〜イ!! そしてせつな〜〜〜い!!!

奈美:うざ……おっと本音が。

なま:あれっ? ついてこいよ!

奈美:断る。

なま:せいせーい。コミュニケーションを断絶するなよー
    じゃ、勝手に叫ぼう。

   15年後の、倉石家は書いてて楽しかったぞー!

   子ども3人も書けて嬉しかったわー。
    思春期くんと悪ガキとオマセさんだよ〜 か〜わ〜い〜い〜なぁ〜〜〜!!

奈美:(うっとおしいけど相手しないと、また暴走するな……)そーか、よかったね!
    にしても、ラブシーン頑張ってくれてありがとう!

なま:そうね、がんばた! がんばたよー私!
    奈美もがんばたよネ。

奈美:うんうん。
    じゃぁ、読んでる人も疲れるだろうから この辺でお開きにしようか!
    なま さん、最後に言いたいことある? それぞれ叫んで終了てことで。

なま:読んでくれてありがとーう! キミも今日からヒーローだぜ!!!

奈美:と、いうわけで、リレー小説も この対談も、読んでくださってありがとうございました!!

 

〜 終幕 〜

なま:やっと寝られる……

奈美:(半寝)

(2007年9月16日 AM2:30 対談終了)

 

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