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バルセロナ市内観光3日目
・昨夜のパエリアでお腹こわす
・カタルーニャ音楽堂
・バトリョ邸(カザ・バトリョ)
・ビセンス邸(カザ・ビセンス)
・父が地下鉄でスリにあった
・サンタ・クレウ・イ・サン・パウ病院
・病院内でカメラサギにあった
・ガウディ通りを歩いて病院からサグラダファミリアまで移動。
・お土産を買う


朝から胃もたれ、で、朝食後下痢。
パエリアだ!昨日の油たっぷりパエリアのせいだ!!

ゲッソリしながらカタルーニャ音楽堂へ……行くものの、外装工事中でさらにゲッソリ。
同じくゲッソリする何人もの観光客と一緒に「ちくしょー!」とか言い合う。
国の壁を越え、我々の心は今まさに一つに!!

「内部は営業中?違うヨ!外装をみたかったんだヨ ! ! !」


ちくしょー!!

悔しいから工事中の足場をかいくぐって柱のモザイク模様をどうにかカメラに収めました。
(そして他の観光客に「無邪気だねぇ」みたいな目で見られました)




バトリョ邸はちゃんと営業中。でも入場料が16.5ユーロと、高すぎたので内部観覧諦め。外から眺めるだけに。
だってさー、ダリ美術館が入場料10ユーロ、サグラダファミリアが8ユーロだよ? 高すぎ。
バトリョ邸の前には私達と同じく高額入場料の前に敗れた観光客がたっぷり。
国の壁を越え、我々の心は今まさに一つに!!

「入場料ぼったくりすぎだろ ! ! !」


ちくしょー!!!!!!

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概観は曲線と円形タイル&ステンドグラスと青色のタイルで、「水」がメインモチーフなのかな。
ベランダの形がカエルっぽい。




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ビセンス邸は現在も人が住んでらっしゃる現役の家なので静かに外観見学。
ガウディの初期作品で、まだ曲線はつかわれておらず、階段のような輪郭と市松模様のタイルが特徴的。
やっぱ女子が好きそう。
ガウディで趣味がオトメだと思うよー。

 

ビセンス邸からサンタクレウ・イ・サン・パウ病院へ行く途中の地下鉄で、父がスリにあった
スったのは7歳ほどの可愛らしい顔をした白人系の女の子、そして彼女の母親らしき女性が共犯だった。
電車に乗りこむ瞬間を狙ったもので、父や他の乗客が捕まえようとしたが、閉まるドアの隙間を抜けて逃げていった。上着とカバンを私達の手元に残して。

盗まれた金は取り戻せたが、やるせない気持ちになった。

ホームで電車を待っている際、私達の近くには女の子5人ほどのグループがいて、そのこたちに混ざりながらスリの母子は父に近づき、電車に乗り込むときに母親がわざと立ち止まって父の進路を妨害し、父が止まった隙に女の子が父にぶつかるふりをしながら財布を抜き取ろうとした。
スリの瞬間を見られないよう、女の子は手に持った上着とカバンで手元を隠していた。
あの母子の盗みは計画的だし、慣れている。

なぜあんなに小さい少女がそんなことをしなければならなかったのか、今考えてもやるせない。

 

サンタクレウ・イ・サン・パウ病院は広くて、カラフルで、綺麗な彫刻がたくさんくっついた病院だった。
観光用に後悔して入るが現役の病院なので敷地内ではドクターやナースの姿を見た。


ココが病院だなんて信じられない

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でも、自分がもしココに入院したら、建物のすごさに興奮して体を治すどころじゃなくなりそうだわぁ。

病院内で、1日目にあったサギと似たような手口のサギに父がつかまった。
観光客を装って「写真を撮ってくれ」と近寄り、人気の無いところへ誘い込んで色々売り付けたり金を奪ったりするやつだ。
スペイン5日目ともなると私達もどの人がやばいのか分かってくるようになったので、写真を一枚とってやって、後は上手くかわして逃げた。
「私は韓国人です」と言ったらサギも興味を失ったようでしつこく追っかけてきたりはしなかったし。
やっぱり日本人が一番のカモなんだろーなー。

 

サン・パウ病院の正面の道からサグラダファミリアまでは遊歩道がまっすぐに続いており、「ガウディ通り」と呼ばれている。

病院を出てガウディ通りを私達は歩いた。
ランブランス通りとは違い人が多くなく、なかなかに気持ちが良かった。
ガウディ通りにはたくさんのお店がイスとテーブルを出し、パラソルの下で軽食をとれるようになっており、父は旅行初日までは
「サグラダファミリアを見ながらガウディ通りでお茶したい」
と夢見がちに言っていたが、スペイン5日目のこの日にはもう、この国の飲食店には水と酒とコーラと炭酸ジュースしかなく、『お茶』というものは無いとわかっていたのでカフェに入ることはなくサグラダファミリアまでずんずんと歩いた。


ずんずん。

サグラダファミリアに到着。
入場ゲートをくぐらなくてもオフィシャルのお土産屋さんに入ることが出来たので、父は母へのお土産を購入。
母が喜びそうなものを真剣に選ぶ父。愛のパワー。

スリにあったりサギにあったりゲリだったりで身も心もフラフラだったのでまだ4時だったけど(スペインの日の出は7時、日没は9時)ホテルに戻る。
少し寝てシャワーを浴びて、ショッピングモールへ水を買いに出る、が、今日は日曜なので飲食店以外は休み。スーパーも休みだった。
お菓子の量り売りの店でようやく水と、あとお土産用の変なお菓子を購入。ホテルへ戻る。

体重を量ったらびっくりするくらい減っていた。
少しだけ夕食をとり、寝て、寝すぎて目が覚めて日記を書いてまた寝た。

明日はスペイン最終日。そして17時間のフライトが待っているので体を壊している暇なんて無いのですよ。


=今日のご飯=

【朝食】
紅茶、オレンジジュース、ミネラルウォーター、レタス、プチトマト、豆腐、パプリカ、チーズ3種(オレンジ色のゴーダチーズが一番好きだな)、ターキーハム、コーンフレーク、豆乳、ドライラズベリー、ワッフル(味がついていないかと思いシロップをかけたら、もともと砂糖でコーティングされていたらしく、……激甘!!!)、ヨーグルト(昨日酸っぱくて美味しかったビン入りヨーグルトの中にジャムが入っているやつ。が、こっちはヨーグルト本体も相当甘く味付けされていて、ジャムと一緒に食べたら、……これまた激甘!!!)



↑この水が何も食べられなくなった私の命をつないだと言っても過言ではない。聖水。

【夕食】
パン、チーズ、甘い水(父が間違えて買った甘い味と匂いがついた水。『桃の天然水』みたいなの)をすこしずつ。


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